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第2回女性放射線腫瘍医の会活動報告

2009年10月08日

名誉顧問Ritsuko Komaki先生を囲んで

JASTRO22の3日目(平成21年9月19日土曜日)、Komaki先生のJASTRO特別功労賞受賞式および講演後、12時から1時間、京都国際会館第5会場(RoomE)において、第2会日本女性放射線腫瘍医の会(JAWRO:Japanese Association for Women Radiation Oncologist)が開催されました。今回の出席は約30人程度でしたが、Komaki先生は、「すごいわね〜こんなに集まって!」とおっしゃいました。そして、後半の「Komaki先生を囲んで」の時間には、AAWR(米国女性放射線科医の会)での経験や、今後のJAWROの活動に対し、色々なアドバイスと惜しみないエールをおくってくださいました。そして、最後に皆で写真撮影を行い、和やかな会は、あっという間に終わったのでした。
 

Ritsuko Komaki先生のお話・・・

女性医師は優しい、熱心である等の理由で患者さんに好かれます。このJAWRO(ジャロ:ジョーズ、鮫のような響きね!とてもいいですね!)の会の活動は、非常に大切なことです。会員は集まって、料理のレシピについて雑談するのではだめです。個人で意見を発信するのではなく、この組織で、JASTRO等に対して意見を発信してゆくことが大切なのです。我々にとって、論理的に物事を発言する、”交渉技術”が大切です。 何をどのようにするか、先に考えておく事が重要です。

会員に生じた良い事も悪い事も、組織の皆で、分かち合うのが良いのです。例えば、良い事とは会員の誰かが教授になったとか、表彰されたなどで、悪い事は、一生懸命論文を書いたのに、自分の名前は掲載されなかった、自分は大勢の病棟患者さんの診察ばかりさせられて、学会発表や論文発表の機会を与えられない、昇進がないなどです。悪い事に関しては、一人ではなく組織全体で抗議するのです。米国にも女性放射線科医の会(AAWR:American Association for Women Radiologist)というのがあって、私は、数年前にAAWRの会長をしましたが、女性放射線腫瘍医の会長は私が初めてでした。当初、大丈夫かと心配しましたが、診断医も協力してくれました。この会の中の女性放射線腫瘍医は、非常に少人数から立ち上がりましたが、今は人数も増えています。米国の女性放射線腫瘍医達は、RSNA学会でいつも会合を持ちます。第1日目はビジネスの日、2日目はランチョン、3日目は研修医の日、4日目はゲストに講演してもらう日、として計画し、だいたい4日間集合します。

日本では、難しいかもしれませんが、会を運営していく上で、寄付や協賛による費用は大切です。ある程度の費用が集まったら、例えば、会員の研修のための旅費を援助することもよいことです。この会で、教育をしてゆけば、会員が集まります。

私は、今回のJASTROの学会で、女性放射線腫瘍医の座長の数を数えたんですけど、少ないですね。もっと増やすべきで、私は学会理事の平岡先生にこのことを言っておきました。

この会は希望すれば女性物理研究者も、入会を希望する男性も入れてよいと思います。女性物理研究者は孤独だから、是非一緒に入るといいでしょう。来るもの拒まず、の姿勢がよいです。

会員からの質問 : 女性であるが、成功した秘訣は?
Komaki先生 : 発言することです。でもいくら努力しても、証拠がなければ誰にも信じてもらえません。エビデンス、つまり論文を書いて示すことです。私は、論文を書いて示しました。

最後に
皆さんにこの本をプレゼントします。
MDアンダーソンがんセンターの、女性教授や助教授たち26人の紹介です。皆、美しくメイクをさせられて写真撮影しました。私もメイクしました。
どのように、女性がリーダーシップをとるか、ミッドキャリアやトップキャリアをマネージするかについて参考になると思います。挫折、成功についてさまざまな経験が書かれています。インドからダンサーを目指してアメリカに来て、修行してゆくなか、進路を変更して、生物学の教授になった人もいます。

皆さん、頑張ってくださいね。

Komaki先生、本当にありがとうございました。

文責:兼安祐子・淡河恵津世

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